道具を育む
人生に、特に男性の人生に彩りを与えてくれる道具。
なんとなく男性は道具が好き。
僕も例外なく道具が好き。
OPINELのナイフ。およそ¥2,000で買えるフランス製のナイフ。
道具の価値は、値段なんかではなくて、永く愛情を持って使い続け、自分のように自分の色に染める事だと思う。
今朝はこのオピネル8番の柄の部分にオリーブオイルを染み込ませた。
19年前に購入した1997年製のMY FIRST ZIPPO。
いい感じに細かい傷や大きな傷が出来てきて、とても気に入っている。
人間が歳を重ね、顔にシワやシミが出来るように、髪の毛が薄くなるように、何かの傷が残るように、使っている道具も人間と同じように美しさが増える。
これは価値観の違いだから、『シミが増えた、髪の毛が薄くなってきた』と嘆く人もいるだろう。
でも僕は歳を重ねていく変化は、とても格好良いと思う。
ほぼ365日、左手首につけてる時計。
もちろん釣りにも連れていく。
『そんな時計じゃなくて、釣りの時はG-SHOCKとかじゃないと勿体ない』と言われた事があるが、ダイバーズウォッチとして生まれた彼を海に連れていかない理由はない。
もちろん、傷もつく。
でも、乱暴に扱っているのではなくて、大事に使いながら付いた傷。
ちゃんと想い出のある傷だから、この傷は格好良いなって思ってる。
数年に一度はオーバーホールしながら、もっともっと格好良い傷を増やしていこう。
先日、新たな道具として手元に届いたXESTAのロッド。
自分の理想に限りなく近いロッド RUNWAY-SR 98MML 。
これからどんな魚を連れてきてくれるのか、想像しただけでワクワクする。
かれこれ20年以上ぶりにギターを。普通のチューニングとは全く違うスラックキーギター。
月一で教室に通い、初心者コースで楽しんでいる。
このギターも毎日触る道具になった。
道具は使ってこそ意味がある。
そして大切に、愛情を持って使い続ける事に魅力がある。
自分だけの道具が増えてくると、毎日がとてもとても楽しい。
道具を育む事は、自分の人生を育む事だと思う。
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先週は韓国から取引先さんが来日。
色々と都内をアテンド。
一通り案内して、『どこか行きたい所はありますか?』
と聞いたら
まさかのサラリーマンの聖地 『新橋の飲み屋』
という事で、新橋のガード下で夕方から常連さんに混ざって。
みんな大満足だったようで、良かったです。
行ってきましたLAST GIGS。
色々思う所はありますが、この話は又いつか。